ツールの計算方法
最終更新日:2026年10月28日
このページは翻訳であり、医師による確認を受けていません。英語の原文はこちら。
このサイトの計算ツールは、Auroraアプリが使用する関数(AuroraCoreのMOHCalculatorとMIDASScorer)を移植したものです。両者は共通のテストケースを使っているため、同じ数値を入れればサイトとアプリで同じ結果になります。
薬の使用日数カウンター
数える対象
- 回数ではなく日数。一日に同じ薬を複数回使っても一日と数えます。
- 急性期治療薬(頓用)のみ。毎日使う予防薬は数えません。
- 過去30日間。アプリでは、今日を終点とする直近の期間を使います。
上限
| 薬の種類 | 月あたりの日数 |
|---|---|
| トリプタン | 10 |
| NSAIDsとアスピリン | 15 |
| アセトアミノフェン(パラセタモール) | 15 |
| 複合鎮痛薬 | 10 |
| オピオイド | 10 |
| エルゴタミン | 10 |
上限はICHD-3の8.2項、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)に基づいています。ゲパント系薬(リメゲパント、ウブロゲパント、ザベゲパント)とラスミジタンは、ICHD-3(2018)に記載がないため上限の対象として数えません。これは、どの頻度でも安全という意味ではありません。2021年の米国頭痛学会のコンセンサス声明は、リメゲパントやウブロゲパントの頻回使用は薬剤の使用過多による頭痛につながらないとみられるとしました。この声明はザベゲパントを対象とせず、ラスミジタンについては使用過多の可能性を指摘しています。ラスミジタンの米国の添付文書には、薬剤の使用過多による頭痛についての警告があります。カウンターにはこの点についての注記を表示します。
区分
| 上限に対する割合 | 結果 |
|---|---|
| 60%未満 | 月の上限未満 |
| 60%以上80%未満 | 上限に接近 |
| 80%以上100%未満 | 上限間近 |
| 100%以上 | 上限以上 |
複数の種類の薬を使う場合
ICHD-3の8.2.6項は、いずれの薬も単独では上限を超えていない場合の、複数の種類の薬の使用過多を扱っています。この場合、カウンターはいずれかのカウント対象の薬を使った日数を使います。一日に二種類使っても一日と数えます。
- このルールは、カウント対象の薬を二種類以上使い、かつ単独で上限を超える種類がない場合にのみ適用します。
- アセトアミノフェンとNSAIDs(アスピリンを含む)の合計:15日。ICHD-3の8.2.3項は、非オピオイド系鎮痛薬をすべて一つのクラスとみなし、その日数を累積して15日の上限と比較します。
- 他の種類を含む組み合わせ:10日、ICHD-3の8.2.6項。
結果が意味しないこと
ICHD-3の薬剤の使用過多による頭痛の基準では、頭痛性疾患をもともと有する人において、使用過多が三か月を超えて続き、頭痛が月15日以上あることが必要です。一か月間上限以上であることは、数えた日数を医師に相談する理由にはなりますが、診断ではありません。アプリで「meets criteria」(基準を満たす)と表示されるには、毎月の確認で四回連続して上限以上であり、かつ現在の期間に頭痛日数が15日以上あることが必要です。
MIDAS計算ツール
- 五つの質問で、いずれも過去3か月間の日数を答えます。
- スコア=五つの回答の合計。
- グレードI:0〜5、グレードII:6〜10、グレードIII:11〜20、グレードIV:21以上。
- 頭痛日数と平均の痛みについての二つの追加質問は、記録しますが採点しません。
- 質問1と2の日数の合計は90を超えることができず、質問3と4も同様です。各組の二番目の質問は一番目の質問の日を除外するためです。したがって、スコアの範囲は0〜270です。
出典
- ICHD-3, 8.2 Medication-overuse headache
- ICHD-3, 8.2.3 Non-opioid analgesic-overuse headache
- ICHD-3, 8.2.6 Multiple drug classes not individually overused
- MDedge: Updated consensus statement assesses new migraine treatments (American Headache Society, 2021)
- Reyvow (lasmiditan) prescribing information, section 5.4
- Lilly Medical: Migraine clinical assessment scales (MIDAS wording and scoring)